シンプルに暮らしたい

心も身体も生活も。シンプル、持たない、捨てる。自分の好きなものに囲まれた満足いく生活を目指して。どこまで身軽になれるかな?

シンプルライフ本レビュー:「必要十分生活」

シンプルライフ本のレビューも本を増やす結果に成りかねないので、厳選してるうちに読まなくなってきました。

そんななか、kindleにて販売されている電子書籍必要十分生活」を手に取る機会に恵まれました。

電子書籍のみの本はかなりお値段も安いので、お手軽に買ってしまいそうですね(笑)

「必要十分」という自分の物さし

さて、なによりこの電子書籍を手にとるきっかけは、タイトルでもある「必要十分生活」。

筆者は、いくら片づけ本を買って読もうともそのまんまのことはできない、他人が作ったルールは役に立たないと一刀両断にします。

シンプルライフミニマリストなどあやふやなものではなく、そこにあるのは自分で物差しを見つけて、自分が「必要十分」な生活をしていると言い切れる生活をしろといい意味で自分本位を説いてくれます。

本当にその通りですよ。

本を書いた人は自分ではない。自分の人生も知らない。

そういう人がいくらここは100均で買った収納ボックスを使った方がいいといっても、本当にその収納が役立つかどうかは未知数なのです。

この序盤の滑り出しに、今まで数々の収納本・片づけ本を読んで挫折した自分の過去を振り返ります。

自分のシンプルライフルールを決めるのは自分

そして、著者は、その上でこれから書くことは、著者のルールではあるけど読んだ人がルールを作る時の参考にしてほしいとおっしゃっています。

なんという潔さ(笑)

この全体を通して、参考にしてほしいけど、自分の生活に合うかちゃんと考えてアレンジしてほしいという主張が心地よく感じます。

また、きれいな状態にするためのルールは曖昧なものではいけない。

「何となくこう決めている」とルールは違います。曖昧な決まり事はその隙間から沢山のものが漏れていって、いつしか巨大な山になります。P51

本書を読んでいただくにあたって注意していただきたいのは、本書は解決方法を提示しているのではないということです。P61

最終的に自分のルールをを決めるのは自分なのです。

著者のルールづくりの思考を学び取る

その後に記載されていることは、著者が決めたルールの数々。 こちらについては、実際の著書を見ていただく方が良いかと思うので、自分の気になったルールを列挙したい。

・本立ては不要。今読んでいる本をかばんに入れ、いつか読みたい本は捨てる、スキャンしてデータ化するなどする
・ペン立ては不要
・机の上にあるものはいつでもバッグに入れて運べる数にしておく
・お風呂場は毎日全て洗う
・洗面所に置くものは1日1回使うもののみ

などなど著者がどのようなルールを作って、「必要十分生活」に至ったかが論じられている。

なかには、ミニマリストならもうやってるよというものもある。
ただ、どうしてその結論に至ったかを読むと自分はそこまで考えてそれをやってるのか?という振り返りにもなる。 ただ、ミニマリストシンプルライフを送りたいがために、何も考えずにルールだけ真似してないか?そんな風に自問自答できる一冊です。

追記(2015/04/01)

著者のブログをリンクします。

mastery.hatenablog.com