私の父は、私が32歳の時に亡くなりました。
今から4年前のことです。
私は結構遅くに生まれた子供だったので、父は既に70歳でした。
若いと言われれば若くで亡くなっているような気もしますが、歳相応と言われればそんな気もしなくもなく…。
突然死だったのもあったので、なんだか未だに亡くなった気がしないので、家族全員不思議な感覚です。
そんな父の遺品整理の思い出を書いてみたいと思います。
天然ミニマリストな父
おはなし家の母が汚部屋製造機だという話は何度もしてるのですが、反対に父は天然ミニマリストだったように思います。
非常に持ち物が少なかったです。
しかし、農家だったので農作業着のことも多かったので、個人的には洋服が少ないことは気になりませんでした。
自分の持ち物はタンス一つ分もなかったのではないかと思います。
そんな父はよく母が片付けられないことを嘆いていました。
ちなみに祖父も天然ミニマリストでした。
祖父の方がさらに一個進んで丁寧な生活、品の良い生活を好んでいる印象でした。
そんな家庭のせいか兄弟が真っ二つに別れました(笑)
先天性ミニマリストの兄、妹と片付けられないおはなし(id:ohanasi)と弟という素敵に真っ二つな構成ですw
突然死と遺品整理
父は突然死だったわけなのですが、本当に予兆がなくびっくりしました。
いきなりみんな焦りながら通夜、お葬式とすすんでいったわけです。
やっぱり死にたい時に死ねるわけではありません。
地味に困ったのは、
- 遺影用の写真がない
ということでした。なんだかすごい若い父の写真を飾って、家族みんなで違和感ハンパなくて。
1年後に違う写真を探しだして作りなおしたんですが、意外とちゃんとした写真ってないものだなぁと思ったものでした。
お葬式が終わったら遺品整理だったのですが、これが本当に楽でした。物が少ないから。
日常生活で最低限必要な洋服などのみ。
特に趣味もなかったので、そういった類もなかったです。
突然死にも関わらず、実は秘密の◯◯が!みたいなものがなくて、ちょっと感動しましたw
お酒が大好きだったので秘蔵のお酒だけは沢山でてきましたが、家族みんなで飲んで、少しずつなくなりました。
そういう意味では、処分に困ることがない遺品整理というのは本当に稀だと思います。
ミニマリストという言葉は当時知りませんでしたが、父の丁寧な暮らしぶりに感動しました。
まさに立つ鳥跡を濁さず。
家族でああいう風に旅立ちたいという話をしました。
まとめ
今回は、ミニマリストを見送った側から思い出を書いてみました。
ミニマリストであると遺された側に余計な負担をかけることはありません。
本当にそれについては父に感謝してやみません。
写真を撮る機会が段々減ってきますが、できるだけ遺影になるような写真は残さないと、なと思いました。
ちなみにその時天然ミニマリストの兄と妹が、母は大丈夫なのかと心配していました。
母はタンスだけでも3つあるらしいです…。怖い…w